top of page

テシコンニュース Vol. 5 

SCTV(特色インキの網%)について


こんにちは

いつもテシコン製品をご愛顧頂きありがとうございます。

メールマガジン第5号をお届けします。

みなさまへ新年のご挨拶をメルマガでと考えているうちに3月になってしまいました!

2月はG7認証講座があったので日数の少ない2月はあっという間に終わってしまいました。今回は定員一杯の受講者が集まり、この機会にG7メソッドを勉強したい印刷会社さんやメーカーさんに認証を取得してもらいました。次回のG7認証講座は9月を予定しています。[G7講座はコチラ]

​​​

 

今回の内容

SCTVについて

 

これまでの網%

以前のメールマガジンでマレーデービス計算式での網%測定についてお知らせしましたが、この1930年代の計算式ではプロセスカラー濃度から算出するので、特色インキについては網%を測定することができませんでした。


SCTVの登場

SCTV(Spot Color Tone Value)は特色インキの網%の計算方法としてISO 20654 : 2017で規定されました。SCTVは濃度値から算出するのではなく色彩値(XYZ)から網%を計算します。

現在販売されている分光光度計の測定ファンクションには標準でSCTVが搭載されていますので、皆さんはスペクトロデンスでSCTVを選択して測定するだけで特色インキの網%を測定することができます。












SCTVでの測定

はじめに偏光フィルタと白色基準の設定を下のように偏光フィルタ:オフ、白色基準:絶対白色にしておきます。














測定方法はマレーデービスと同様にベタ部を測定→網部を測定になります。測定の前には「CAL」を行って下さい。



ここではオレンジ色のインキのベタ部を測定しました。この時エンターボタン(改行みたいの)を長押しするとベタの測定をメモリーします。








次に網部を測定すると



ここではオレンジ色の50%を測定しました。

*印はベタ部の測定をメモリー済みの表示ですので、このまま網部を連続して測定することができます。







SCTVで計算された網%値はマレーデービスのように太りませんので、リニア(50%は50%)で管理すると下のように特色をスムーズな階調で再現できます。



​​​​











ご注意

SCTVは優れた計算方法ですが、今のところ特色インキだけの測定にして下さい。SCTVでプロセスカラーを測定してしまうとこれまでの結果(ドットゲインとかTVI)とかけ離れてしまいプロセスカラーの管理に問題が生じます。


どのような結果になるかプロセスカラーのシアン50%を測定してみました。


​​​​​左が従来の網%(ドットゲイン11.7%)で、右が同じ物のSCTVでの測定結果です。SCTVではこれまでドットゲインと言っていた物が無いどころか減ってしまっています。

プロセスカラーの網%の管理手法はしばらくは従来の方式で行いましょう。



​​​いかがでしたでしょうか?

これまで目視に頼ってきた特色インキの網%ですが(もちろん目で見て合わせる技術も必要)、こんなに簡単にスペクトロデンスFG ベーシックでも測定ができるのです。以前、テシコンのお客様で突然クライアントから「SCTVで25%で印刷して!」と言われたケースも有りましたので、このメルマガを見た方は余裕でこの仕事を受けられますネ


最後までお付き合いありがとうございました。

閲覧数:14回0件のコメント

Comments


bottom of page